使い捨てカイロを洗濯してしまった！影響と対処法

寒い季節に欠かせない使い捨てカイロ。

ポケットやカバンに入れて持ち歩くことが多いため、うっかり衣類と一緒に洗濯してしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。

洗濯機の中にカイロを入れてしまうと、どのような影響があるのか、衣類へのダメージはあるのか、また安全面に問題はないのか気になるところです。

本記事では、使い捨てカイロを誤って洗濯してしまった際の影響や、適切な対処法について詳しく解説します。

洗濯機や衣類への影響、シミの落とし方、さらには発火リスクについても触れ、安全な方法で対処するための情報をお届けします。

使い捨てカイロを洗濯してしまった場合の影響とは？

使い捨てカイロの中身には、鉄粉、活性炭、塩類、水分、バーミキュライト（鉱物）などが含まれています。

これらの成分が衣類や洗濯機に付着すると、鉄粉が酸化してサビとなり、シミの原因になることがあります。

また、細かい粉状の成分が洗濯機内に広がると、フィルターの詰まりや排水トラブルの原因にもなりかねません。

特に、白い衣類やデリケートな素材の服の場合、シミが目立ちやすくなるため注意が必要です。

さらに、洗濯機内部に成分が残ると、次回の洗濯で他の衣類に付着する可能性もあります。

人体への影響はほとんどありませんが、肌が敏感な方やアレルギーを持っている方は、カイロの成分に直接触れると肌荒れを起こす可能性があるため注意が必要です。

特に、洗濯後に粉が乾燥して飛散すると、吸い込むことで喉の刺激になる可能性もあるため、十分な換気を心がけましょう。

カイロの袋が破れていない場合は、基本的に大きな問題はありません。

カイロの中身が外に漏れ出ていなければ、衣類や洗濯機に直接的な影響は少ないでしょう。

使い捨てカイロが洗濯中に破れ、中の粉が洗濯機内に広がった場合、鉄粉や炭の微粒子が残ってしまう可能性があります。

これを放置すると、洗濯機内部にサビが発生し、長期間の使用に影響を及ぼすことがあります。

衣類に付着した鉄サビのシミは、通常の洗濯では落ちにくいことがあります。以下の方法を試してみてください。

使い捨てカイロは、酸素と反応して発熱する仕組みですが、水に濡れることで化学反応が一時的に停止します。そのため、洗濯中に発火することはほぼありません。

しかし、洗濯後に乾燥機を使用すると注意が必要です。

カイロが完全に乾燥し、再び酸素に触れると、発熱が再開する可能性があります。

特に、密閉空間で高温にさらされると発熱が続き、発火の危険性が高まります。

安全対策としては、

使い捨てカイロを洗濯してしまった場合、袋が破れていなければ大きな問題にはなりませんが、中身が漏れてしまった場合は迅速な対処が必要です。

もし使い捨てカイロを誤って洗濯してしまったら、本記事の対処法を参考にして、安全に処理してくださいね。