芦屋市に位置する豪華な住宅地、六麓荘(ろくろくそう)。
このエリアは、真のセレブリティが暮らす場所として知られています。
六麓荘では、入居に関するいくつかの基準やルールが設けられているため、一般には知られていないこれらの条件について詳しく解説します。
本記事では、以下の疑問に答えていきます:
・ 六麓荘に住むための条件は何か?
・ 町内会費はどれくらいかかる?
・ どれくらいの年収が必要か?
これらについて、豪華で魅力的な六麓荘の実態をお届けします。
六麓荘での生活を可能にする5つの基準
六麓荘への居住には、以下の5つの条件が設けられています。
1. 敷地面積は最低400平方メートル必要
2. 全て個人所有の一戸建て
3. 建物は1階か2階建てのみ
4. 敷地の40%以上を緑地に
5. 町内会への加入が義務、高額な会費が必要
これらの条件により、六麓荘は独特の高級感を保っています。それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。
敷地面積400平方メートル以上の必要性
六麓荘に住宅を建設するためには、少なくとも400平方メートルの敷地が必要です。
これは一般の戸建て住宅の平均敷地面積よりも約3倍以上の広さです。
この広大な敷地が六麓荘の住宅の豪華さを際立たせています。
個人所有の一戸建てに限定
六麓荘では、住宅は個人が所有する一戸建てのみが許可されています。
アパートやマンションなどの多階層住宅の建設は禁止されており、これにより一貫した高級住宅地の景観が保たれています。
電柱も地下に埋められているとのことです。
建物の高さ制限について
建物は1階または2階建てに限定されており、その高さも約10メートル、軒の高さは7メートルまでと規定されています。
この規制により、地域全体の均一な低層建築が促され、風光明媚な景観が維持されています。
敷地の40%を緑地にする規定
六麓荘では、敷地の40%以上を庭や緑地として整備することが義務付けられています。
さらに、この緑地には高木1本と中木2本を植える必要があり、これが地域全体の豊かな緑を保持する上で重要な役割を果たしています。
町内会への参加とその費用
町内会への加入が必須であり、
入会金として50万円、
年会費として12,000円、
さらに年間6,000円の積立金が必要です。
これは通常の町内会費よりもかなり高額であり、
このコストが六麓荘の維持管理と高水準のサービスを支えています。
これらの厳格な条件を満たすことで、六麓荘は高級住宅地としての特別な地位を保持し続けています。
六麓荘に住むための推定年収はいくら必要?
六麓荘に居住するための公式な年収の基準は設けられていませんが、現実的には数千万円以上の年収が必要です。
2023年の時点で、六麓荘の基準地価は1平方メートルあたり21万1000円となっています。
敷地面積が最低400平方メートル必要なことから、単純計算でも「21万1000円×400平方メートル=8,440万円」となり、土地代だけで約1億円を超えることになります。
この金額を賄えるだけの収入がなければ、六麓荘への移住は難しいでしょう。
六麓荘で最も広い邸宅は武田製薬創業家
六麓荘の中で最も広大な敷地を有するのは、武田製薬の創業家、武田家の邸宅です。
その広さは「これは一体家なのか?」と思わせるほどで、エントランスから玄関までの距離が一般的な住宅では考えられないほど長いです。
敷地が広すぎて外から家が見えないほどの規模で、六麓荘の中でも群を抜いています。
【まとめ】六麓荘の住居条件と最大の邸宅
六麓荘に住むための条件を振り返ると、以下のような点があります:
・ 最低敷地面積は400平方メートル以上必要
・ 建物は個人の一戸建て
・ 建物の高さは1階か2階建てまで
・ 敷地の4割以上を庭や緑地に
・ 町内会への加入が必須で、町内会費や入会金も高額
これらの条件からも、六麓荘が一般の人々にとって手が届きにくい高級住宅街であることが明らかです。
また、武田製薬創業家をはじめとした有名人が居住することもあり、その豪華さと独特の地位は揺るぎないものがあります。
六甲山の麓に東洋一の別荘地を目指した六麓荘は、今もその高い理想と品格を保ち続けています。
六麓荘は、その厳格な住居条件と、著名な住民が居住することで知られており、高級住宅地としての地位を確立しています。